メール配信システム図解 With Gemini AI

専門用語を使わずに、システムの仕組みを解説します

1 配信のきっかけ(手動と自動)

メールが送られるパターンは大きく分けて2つあります。
ひとつはスタッフが「送りたい時」に送る手動配信。もうひとつは、特定の出来事があった時にシステムが勝手に送る自動(トリガー)配信です。

graph TD %% 手動配信のフロー subgraph Manual ["🖐️ パターンA:手動配信 (スタッフ判断)"] A["👤 店舗スタッフ"] -->|"1. 相手を選ぶ"| B("🔍 セグメント検索") A -->|"2. 内容を作る"| D("✍️ メール作成") B --> C["📋 送信リスト"] D --> C C -->|"送信ボタン"| E["🚀 即時または予約送信"] end %% 自動配信のフロー subgraph Auto ["🤖 パターンB:自動トリガー配信 (システム判断)"] EV1["📦 ロッカー利用開始"] -->|"検知"| SYS("⚡ 自動送信システム") EV2["⚠️ 長期未引取発生"] -->|"検知"| SYS SYS -->|"決まった定型文を送信"| F["📨 自動通知メール"] end E --> G["📱 顧客のスマホ"] F --> G
図1: 2つの配信パターン(手動と自動)
※図がはみ出る場合は横にスクロールしてください

🤖 自動(トリガー)配信の活用例

スタッフが操作しなくても、お客様の状況に合わせてタイムリーにメールが届きます。

  • ロッカー入荷通知: クリーニング品がロッカーに入れられ、受取可能になった瞬間に「準備ができました」と通知します。
  • 未引取アラート: 仕上がりから数週間経っても引き取りがない場合、「お忘れではありませんか?」と自動でリマインドします。

2 裏側の仕組み(誰が何をしている?)

システムの中では、役割分担が行われています。
特に重要なのが「Resend(リセンド)」という外部の配達サービスの存在です。自社でメールを送るのではなく、プロの配達業者(Resend)に依頼することで、迷惑メール扱いされずに確実に届ける仕組みになっています。

graph LR Staff[👤 スタッフ] App[💻 管理画面
App] DB[(🗄️ データベース
顧客台帳・送信記録)] Resend[📮 Resend
外部の配達業者] Customer[📱 お客様] Staff -->|操作| App App -->|データ保存・読込| DB App -->|送信依頼| Resend Resend -->|実際の配信| Customer Resend -.->|結果報告
届いた/開封した| App
💻 管理画面 (App)
スタッフが操作する場所。指示出しを行う司令塔です。
🗄️ データベース
顧客リストや過去の送信履歴が入った巨大なファイル棚です。
📮 Resend (外部サービス)
「郵便局」のような役割。実際の配達を一手に引き受けます。信頼性が高いため、ここを通すとメールが届きやすくなります。

3 予約配信はどうやって動く?

スタッフが夜中にパソコンの前で待機する必要はありません。
「Cron(クーロン)」という時計のような機能が、1分ごとに「送るものはないかな?」とチェックしてくれます。

sequenceDiagram autonumber participant Clock as ⏰ タイマー (Cron) participant DB as 🗄️ データベース participant Resend as 📮 配達業者 Note over Clock: 1分ごとに自動で目覚める Clock->>DB: 「今、送る予定のメールある?」と確認 alt 送るメールがある場合 DB-->>Clock: 「あります!これです」 Clock->>Resend: 「これをお客様に届けて!」と依頼 Resend->>DB: 「送信完了」と記録 else 送るメールがない場合 DB-->>Clock: 「ありません」 Note over Clock: また1分後にチェックする end

4 データの管理方法(ファイリング)

システムの中では、情報は整理整頓されて保存されています。

📁 配信キャンペーン (Mail Campaigns)

「1つの送信プロジェクト」ごとの情報をまとめたファイルです。

  • 件名・本文
  • 誰に送るか(条件)
  • いつ送るか(予約日時)
  • 結果サマリー(何人に送って、何人が開けたか)
🧾 送信ログ (Mail Logs)

お客様一人ひとりに対する「配達証明書」です。

  • 宛先メールアドレス
  • 配達状況(届いた、エラー、開封済み)
  • いつ開封したか
📝 テンプレート (Templates)

よく使う文章の「ひな形」置き場です。ここからコピーして新しいメールを作ります。

5 運用開始に必要な「身分証明」

ドメイン認証(DNS設定)について

最近は「なりすましメール」への対策が厳しくなっています。 Resendを使ってメールを送るには、「このメールは、正当な店舗からのメールですよ」と証明する設定(DNS設定)が必須です。

これをやらないと、せっかく送ったメールがお客様の「迷惑メールフォルダ」に入ってしまったり、そもそも届かなかったりします。

6 AIアシスタント機能(Gemini連携)

Googleの生成AI「Gemini」をシステムに組み込むことで、メール作成の手間を大幅に削減できます。
テーマを入力するだけで、魅力的な件名と本文を自動で提案します。

graph LR Staff[👤 スタッフ] AI[✨ Gemini AI] Draft[📝 下書き案] App[💻 管理画面] Staff -->|"1. テーマを入力"| App App -->|"2. 生成リクエスト"| AI AI -->|"3. 文章提案"| App App -->|"4. 確認・編集"| Draft
図2: AIアシスタントによる作成フロー

AIメール作成デモ

※空欄の場合、環境変数またはデモモードで動作します

左側のフォームに入力して
ボタンを押してください